アブラナ科と藍染

2023年9月10日

ちびっ子の夏休みが終わり、通常の毎日になってきました。
久しぶりに登園した方は、夏野菜を終えて様変わりした農園に驚いたようです。
大変な暑さもほんの少し和らいで、秋冬野菜の準備がピークを迎えています。

作業内容

・アブラナ科の苗を定植
アブラナ科の野菜苗を購入して植え付けました。
冬のメイン野菜といえば、ほぼアブラナ科です。
今年はいろいろと試してみましょう。

1畝2条植え、株間50cmで定植
アブラナ科苗の植え付け位置を確認
植え付け終了、大きなサイズに育つ種類が多いですね

プチベール ルージュ 1株
プチベール ホワイト 1株
黒キャベツ カーボロネロトスカーナ 2株
カリフラワー ゆきのこ 2株
茎ブロッコリー broccolo ブロフローレ 2株
ブロッコリー 冬紫宝 2株
芽キャベツ 早生子持 2株 
サボイキャベツ サボイエース 2株
サボイキャベツ クリスピーノ 2株 
カリフラワー リゾットビアンコ 2株
カリフラワー バイオレットクイン 2株
カリフラワー ネオスパイラル 2株
カリフラワー オレンジブーケ 2株

計24株を書き出すと大量に見えますが、6m弱の畝2条植えで十分でした。
来年は人気のあった種類を選んで、種から育てることになるでしょう。
農園での試食会が楽しみです。


・ちびっ子区画の種まき
ちびっ子にいろんな種を蒔いてもらいました。
畝作りからがんばってもらったので、おいしい野菜が採れるでしょう。
大人みたいな畝にはなりませんが、かわいいカーブや土の盛り具合がいい味を出しています。

ちびっ子区画にはマルチを張らず、そのままの状態で育てるようにしています。
畝に何本か筋を作り、ちびっ子が種を蒔いていきます。
この蒔き方を筋蒔きといいます。
間引きしながら育てていきますから、ちびっ子は野菜の成長を見ながらお世話をお願いしますね。

お母さんと種まき
種をヨシヨシしながら蒔きました
筋蒔きとはこのように…
種まきしたよ!
水やりして発芽を待ちましょう

奥のパンパスグラスの横の畝が、ニンジン(黒田五寸)
手前3畝は、右からシュンギクとカブ(耐病ひかり)・ニンジン(黒田五寸)・カブ(あやめ雪)

種まき後は、フワフワした土が発芽によさそうに思えますが、上から圧をかけないとしっかり発芽しません。
この鎮圧が大事です。
土壌水分が逃げないよう、手や板などで圧を加えた後に水やりします。


カブの発芽とダイコン追加
カブの発芽を確認して、寒冷紗を外しました。
種類により発芽時期がズレているようです。
各畝ごとに3種類ずつ、計9種類のカブは大小あるので、種まきから収穫まで2ヶ月前後です。
カブは間引き収穫しながら育てていきます。
間引き菜も小カブもおいしいので、これからが楽しみです。

少し時期をずらしてダイコンの種を蒔きました。
1日で種まきしてしまうと、収穫日はダイコンだらけの食卓になってしまうため、週をずらして種まきです。
寒冷紗で養生してたっぷりと水やりします。

カブの発芽、手前3畝、奥は赤キャベツ
ダイコンとハクサイの種まき終了
ダイコンの種まきを終えて寒冷紗のベタがけ中


・農園周りの剪定と草むしり
夏の間にに茂りまくった枝葉が、近隣の道路や敷地へとはみ出てしまいました。
近所の方や通行人の迷惑とならないよう、農園周りをきれいにしました。
はみ出しやすいのはツル性の植物で、ブドウを筆頭にゴーヤなどもフェンスに絡みついて実をつけています。
それらを農園からはみ出ないよう剪定したり、整枝したりします。
バラの枝には棘があるので注意を払い、農園の外へ伸びないよう支柱に誘引しています。
フェンス際の草むしりも行い、ずいぶんキレイになりました。

特にコウゾの木は生育が旺盛で、細長い枝が隣の駐車場まで伸びていました。
収穫できるようになれば木の皮をはぎ、農園でちびっ子と和紙を作る予定です。

農園にはクワやコウゾがあり、昔の日本では実が食べられていましたが、今では食す機会もなくなりました。
売られている果物は糖度を競い合っているので、農園のベリー類の味は珍しく感じるかもしれません。
今が旬なので、ぜひ、収穫してつまんで食べてみてください。
ほんの数十年前、おいしいおいしいと食べていた大ベテランの話を、ちびっ子と聞いてみるのもいいと思います。

フェンス際がきれいになりました

・堆肥移動
堆肥の移動を行いました。
馬糞堆肥を堆肥場から用地へ移し、日に当てて次回の使用に備えます。
深く掘り下げた堆肥場からの搬出に、みなさん大汗をかきながら作業しました。

工程は、堆肥場に入る(長靴必須)>備中鍬で掘り起こす>スコップで一輪車へ移す>用地へ運ぶ>堆肥の山を均す>長靴をよく洗う(^_^)
※発酵の進んだ堆肥なので屋外では気になりませんが、家に帰ると家人に鼻をつままれることがあります。
しっかり洗って帰りましょう!

おかげさまで、立派な堆肥の山ができました。
これから種まきするレタスやホウレンソウなどの元肥に活躍してもらいます。

運び出した堆肥を混ぜて均す

・藍染とマリゴールド染、ナスの皮染も

今週もいろいろと染めてみました。
先週は藍の葉を叩きながら染めましたが、今週は藍を液状にして浸けて染めました。

藍染
古来の藍染は藍を寝かせて熟成させた濃い藍となります。
農園では朝に収穫した藍でそのまま染めるため、浅葱色に近いようです。
これはこれでなかなかいい雰囲気の色です。
時間が経つとまた色変わりしていくのかも。

マリゴールド
染めた布は、爽やかなオレンジ色となりました。
センチュウ対策のマリゴールドは、野菜の株間に植えられています。
生育が旺盛で、たくさんの花を咲かせます。
ちびっ子が摘んで遊んでいますが、今日は染料として活躍しました。

ナスの皮
煮出した汁は、思いの外薄くなりました。
煮て漬け込んで染めると、生成りのような風合いに染まりました。
ナスからイメージする色とはかけ離れて結果は興味深いものでした。
これも自然な、いい雰囲気の色味でした。

染料に浸けて煮る作業に時間がかかるようです。
午前中だけでは終わらなかったので、次回からはたっぷり時間をとりましょう。
やる度にいい感じになっていますね。
これからも藍染班のイベントに期待しています。

藍の葉を手摘み
藍の葉を細かくします
ジャブジャブ中、絞ったところは藍が入らない
ナス畑に干しました
絞り模様がいい感じ、チラリと見えるのはナス皮染
マリゴールド染の爽やかなオレンジ

おやつタイム

・ヤマソーゼリー
農園では何種類もブドウを育てていますが、今年豊作だった「ヤマソーヴィニヨン」でゼリーを作りました。
先週、収穫したブドウをちびっ子に潰してもらい、会長が持ち帰って自宅で手作りしたゼリーです。
濃厚な甘さとちょっぴりの酸味にちびっ子も喜んでいました。

ヤマソーヴィニヨンはワインの原料として使用される品種ですが、そのまま食べてもおいしいブドウです。
粒が小さく種もあり、売られているブドウに比べると食べづらいと思います。
でも、これこそが絵本の中に登場する山ブドウのイメージにピッタリ!
ちびっ子と一緒に収穫して食べると、その食べづらさも楽しめますよ。

ヤマソーヴィニヨンの手作りゼリー
ブドウとれたよ!
ヤマソーヴィニヨン

・花オクラとナスディップ
ちびっ子に包丁でナスを細かく刻んでもらい、ゴマとあえて諸々の調味料でディップを作ってもらいました。
農園で育てているオクラに、花オクラという種類があります。
これは花として食べられるように、花が大きく育ちます。
この花にナスディップを塗ったパンを挟んでいただきました。
少しヌメリが感じられる爽やかなおいしい味わいでした。

夏の花の代表、アオイ科の花は暑い季節を華やかに彩りますが、オクラもそのひとつです。
花を食べるという行為は、少し背徳感も加味されますが、ちびっ子は珍しがってモシャモシャほおばっていました。

エディブルフラワーと呼ばれる食す花は、農園に何種類もあるのでベテランの方に聞いてみてください。
花を見て「これ食べられるんだ!」という驚きは、食べてみると倍増しますよ。
※農園には食べられない花の方が多いので、ちびっ子が食べるときは必ず保護者のもとで食してください。

包丁を使って調理中
花びらに包んでいただきました
収穫:ナス(千両なす・白ナス・アレキサンドラ)、ピーマン、ゴーヤ、モロヘイヤ、クウシンサイ、バジル、シソ、エゴマ、ツルムラサキ、ブドウ)
ニンジン畝に追加の種まき
白ゴーヤは苦味が少なく、サラダでも食べられます
ブロッコリーとキャベツの草むしり
アシタバを食すキアゲハの幼虫、そろそろ蛹化
多肥により葉ボケした大豆、すごい勢いだが実りがよくない
ちびっ子区画でカブ(あやめ雪)が発芽

ゴミの持ち帰り

三鷹市指定のゴミ袋を購入しました。
参加者の皆さんは、農園で出たゴミの持ち帰りにご協力ください。
農園を気持ちよく利用できるよう、また安全のためにも必要なゴミの持ち帰りです。

自転車にお子さんと収穫物を乗せて帰るのは大変だと思いますが、ゴミ袋は5L・10L・20Lを用意しています。
持ち帰れる範囲で構いませんから、よろしくお願いいたします。

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